支店と営業所の違いとは?それぞれの特徴やおすすめの企業も紹介

2023年5月6日

会社の新たな拠点として新設することの多い支店と営業所ですが、両者の違いを理解していない人もいるのではないでしょうか。本記事では、支店と営業所の違いを解説したうえで、おすすめな企業の特徴についても説明します。

本記事を読めば、自社でどちらを設置するか決断しやすくなります。また、支店や営業所を設ける際におすすめのサービスについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

支店とは?

本社とは別に構えられた拠点のうち、登記申請が済んでいる施設を「支店」と言います。本社が保有している権限の一部を委任でき、営業や採用に関する決断を支店に任せられます。どのような権限を委任するか自由に決められるため、リスクヘッジのために最小限の権限のみを与える、といったことも可能です。

 

支店登記の手続きや費用

支店登記をする際には、設置場所・設置時期などの事項について決議する必要があります。取締役会を設けている会社は取締役会で決議を行い、設けていない会社は取締役の過半数の同意を得ることが必須です。また、取締役会議事録や取締役による決議書などの作成も求められます。

費用に関しては、1つの支店につき6万円の登録免許税を本社の管轄法務局に納付しなければなりません。税金とは別に、建物への賃料や光熱費なども発生します。

また、支店を設置した日から2週間以内に手続きを終える必要があります。

 

支店の設置がおすすめな企業

先述したとおり、支店を設置することで、委任する権限を自由に設定できるというメリットを得られます。顧客との契約締結や人材の採用可否などの権限を委託することで、ビジネスチャンスを逃しにくくなります。そのため、スピーディーに事業を成長させたい企業は営業所ではなく支店を設置するのがおすすめです。

また、支店を設ければ独自で融資を受けられるため、新規事業や従業員に対する給与のための資金を獲得したい企業にも適しています。さらに、公共事業の入札が可能となるため、安定した収入を得たい企業にも向いているでしょう。

 

営業所とは?

営業所とは、営業活動を目的とした拠点のことです。支店とは異なり登記の申請が不要なため、気軽に設置できます。

ただし、支店にはさまざまな権限を委任できるのに対し、営業所は営業活動に関する権限しか与えられません。

 

営業所を設置するのに必要な手続きや費用

営業所を設置する場合、税務署への申請などの手続きは不要です。また、支店登記をするときとは違い基本的には税金を納める必要もありません。

必要な費用は、建物への賃料・光熱費・インターネット代・オフィス家具の購入や運搬費・内装工事費などにかかる料金のみです。

 

営業所の設置がおすすめな企業

支店ではなく営業所を構えるメリットは、手続きにかかる手間や税金を抑えられる点です。また、労働保険や社会保険などの手続きを営業所内で行う必要もありません。

そのため、最小限の手間で営業拠点として使える拠点を確保したい企業に向いています。

営業所が行えるのは営業活動のみなため、その他の権限を与える予定のない企業にも適しているでしょう。

 

レンタルオフィスを活用すれば低コストで支店や営業所を新設できる

支店や営業所を新たに設置したい企業におすすめなのが、レンタルオフィスの活用です。レンタルオフィスとは、業務に必要な家具やインターネット環境が整った貸事務所のことを指します。

レンタルオフィスを活用して支店・営業所を構えるメリットは以下の3つです。

 

  • さまざまなコストを安く抑えられる
  • 契約を結んでから使い始めるまでが短い
  • 月単位で契約できるため気軽に使える

 

さまざまなコストを安く抑えられる

レンタルオフィスは、賃貸オフィスを契約する場合に比べ初期費用や月額費用を大幅に削減できます。また、光熱費・インターネット代・オフィス家具代が月額費用に含まれているケースが大半なため、別途費用を支払う必要がありません。

例えば、弊社が運営している『熊谷オフィス』では、一番安いプランで月額料金が19,800円です。また、初期費用も月額料金の3倍に相当する金額で済みます。

一方で、賃貸オフィスを契約して支店や営業所を設ける際にはコストがかさみます。目安として、月の賃料が30万円の賃貸オフィスを契約する場合、以下の初期費用が想定されます。

 

前家賃

30万円

仲介手数料

30万円

敷金・保証金(6ヵ月)

180万円

礼金(1ヶ月)

30万円

合計金額

270万円

 

この金額に加えてオフィス家具の購入費用や内装工事費も発生するため、膨大な費用がかかります。コストを抑えて支店や営業所を設置したい人は、レンタルオフィスの利用を前向きに検討してみてください。

 

契約を結んでから使い始めるまでが短い

レンタルオフィスのなかには、契約を結んでからすぐに使い始められるところも多いです。業務に必要なデスクや椅子なども備わっているため、新たに家具を運搬する必要もありません。そのため、すぐに支店や営業所を稼働させたいというニーズに応えられます。

賃貸オフィスの場合は契約を結んでから利用できる状態に整えるまでに、2ヶ月程度かかることも珍しくありません。契約を結んでから使用開始までの期間が短い点も、レンタルオフィスのメリットだと言えるでしょう。

 

月単位で契約できるため気軽に使える

多くのレンタルオフィスでは、月単位で契約できます。そのため、事業の見通しが立っていない状態でも、リスクを背負うことなく気軽に使えます。

賃貸オフィスは2年契約のところが多いため、経営が難航した場合でも簡単に解約できません。ゆくゆくは賃貸オフィスを契約したいと考えている人も、まずはレンタルオフィスを活用して支店や営業所を開設し、様子を見ることをおすすめします。

 

埼玉県に支店や営業所を設置したい人には『熊谷オフィス』がおすすめ

埼玉県に支店や営業所を新設しようと検討している人におすすめなのが、弊社が運営しているレンタルオフィスである『熊谷オフィス』です。ここでは、『熊谷オフィス』の3つのおすすめポイントを紹介します。

 

  • 初期費用や月額費用が安い
  • 熊谷駅から徒歩3分でアクセスできる
  • 併設されているレンタル会議室も利用可能

 

初期費用や月額費用が安い

『熊谷オフィス』の最大の魅力は、リーズナブルに支店や営業所を構えられる点です。具体的には、以下の料金プランが用意されています。

 

プラン

月額料金

自由席

19,800円

指定席

31,900円

半個室(2名用)

45,000円~

半個室(4名用)

72,000円~

個室(3人部屋)

53,900円

個室(4人部屋)

64,900円

 

自由席や指定席を選んで費用を最小限に抑える・個室を契約してプライバシー対策を行う、といった具合に、ニーズに合わせてプランを選べるのも嬉しいポイントです。また、途中でプランを変更することも可能なため、事業の状況に応じてグレードアップできます。

とくに自由席・指定席・半個室タイプは空きが多いため、スムーズに入居できます。

 

【自由席・指定席】

【半個室】

【個室】

 

熊谷駅から徒歩3分でアクセスできる

熊谷駅から徒歩3分と好立地な点も、『熊谷オフィス』の魅力です。社員にとっても顧客にとってもアクセスしやすいため、商談や打ち合わせなどを円滑に進められるでしょう。駅から近いため、悪天候下でもストレスなく足を運べます。

また、清潔感のある内装が施されているため顧客に好印象を与えやすいのも嬉しいポイントです。

 

併設されているレンタル会議室も利用可能

『熊谷オフィス』には、時間ごとに会議室を借りられるレンタル会議室が併設されています。自由席以外のプランを契約している場合、無料でレンタル会議室を使えるため、顧客との商談や社内会議、採用面接などに活用できます。

さまざまなシーンで活躍するレンタル会議室を無料で借りられる点は、大きなメリットだと言えるでしょう。自由席を選んだ場合でも、1時間1,650円と低価格でレンタル会議室を利用できます。

 

支店と営業所の違いを理解したうえで自社に合う方を選ぼう

支店を設置する際には登記申請が必要なのに対し、営業所は役所への申請が不要です。また、営業所内で労働保険や社会保険などの手続きをする必要もありません。そのため、支店よりも営業所の方が気軽に設置しやすいです。

一方で、支店を設置すれば委任する権限を自由に決められます。営業や採用など、幅広い権限を与えたい場合は、営業所ではなく支店を設置するのがおすすめです。

ぜひ、本記事の内容を参考にして支店と営業所の違いに関する理解を深め、自社に合う方を選択してください。