レンタルオフィスとは?メリット・デメリットや選び方を解説!

2023年3月2日

 

レンタルオフィスに興味があるものの、どのような施設なのか詳しく知らない人もいるでしょう。理解を深めないままレンタルオフィスを使うと、「思っていたのと違う…」といった自体になりかねません。

そこで、本記事ではレンタルオフィスの概要やメリット・デメリット、選び方などを解説します。おすすめのレンタルオフィスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

レンタルオフィスとは?

レンタルオフィスとは、名前のとおりオフィスをレンタルで利用できる施設です。デスク・椅子・Wi-Fiといったオフィス環境が整っています。

共用スペースや個室・半個室などのスペースがあるため、自分に合ったスタイルを選択してビジネスに臨めます。レンタルオフィスは、賃貸契約を結ぶことなく利用できるため、スタートアップ企業や個人事業主などから高い人気を集めています。

 

レンタルオフィスとコワーキングスペースの違い

レンタルオフィスと似ている施設として、コワーキングスペースがあります。どちらも、仕事用のスペースを提供している施設だという共通点があります。

しかし、提供しているスペースの種類に違いがあります。レンタルオフィスには共有スペースのほかにも、個室や半個室の部屋を利用することができます。一方、コワーキングスペースは基本的に共有スペースしかありません。

また、レンタルオフィスはコワーキングスペースに比べ利用料金が高い傾向にある点も、両者の違いとして挙げられます。

 

レンタルオフィスとバーチャルオフィスの違い

バーチャルオフィスも、仕事をする人に向けて提供されているサービスのひとつです。

バーチャルオフィスは仮想の事務所という意味で、住所を貸し出してもらえるものの物理的な作業スペースは存在しません。ビジネス用に住所だけを借りられるサービスなのです。そのため、バーチャルオフィスを利用する場合は、自身で作業スペースを用意する必要があります。

一方、レンタルオフィスは住所利用ができるだけでなく、実際に作業スペースを使えます。バーチャルオフィスのなかには月額1,000円以下で利用できるところもあるため、費用はレンタルオフィスの方が高い傾向にあります。

 

レンタルオフィスを利用するメリット

レンタルオフィスを利用すると、以下の6つのメリットを得られます。

  • スピーディーに事業を始められる
  • 許認可を取得できる
  • 初期費用を抑えられる
  • 一等地であっても低価格で利用できる
  • 住所利用や法人登録ができる
  • 事業の規模に合わせて部屋の大きさを変えられる

このように、レンタルオフィスにはさまざまなメリットがあります。それぞれについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

スピーディーに事業を始められる

オフィスのために賃貸契約を結ぶ場合、審査・改装・備品の調達などに膨大な時間がかかります。物件に申し込んでから賃貸借契約を締結するまでに2週間~1ヶ月程度かかり、備品の調達や内装工事を行うとさらに長い時間を要します。

その点、レンタルオフィスであれば契約を結んだあとすぐに利用できるため、スピーディーに事業を開始できます。すぐにビジネスを始めたい人にとって、大きなメリットだと言えるでしょう。

 

許認可を取得できる

税理士・宅建業・人材紹介業などの職種は、許認可取得をするための条件が定められています。具体的には、他者が入れない専用スペースの用意が必要です。

共有スペースしかないコワーキングスペースや住所を借りるだけのバーチャルオフィスでは、他者が入れない専用スペースの確保は困難です。しかし、レンタルオフィスで個室を借りることができれば、税理士・宅建業・人材紹介業として許認可取得が可能です。

 

初期費用を抑えられる

自分で賃貸契約を結びオフィスを使用する場合、数百万円の費用がかかることも珍しくありません。しかし、これからビジネスを展開しようとしている人のなかには、賃貸オフィスにかかる資金を用意できない人もいるでしょう。

レンタルオフィスであれば、賃貸オフィスよりも遥かに安く使うことができます。例えば、弊社が運営している熊谷オフィスでは、共有の自由席を月額たったの1,9800円で使用できます。

 

一等地であっても低価格で利用できる

大手町や丸の内といったエリアは、ビジネスにおいて一等地だと言われています。一等地に賃貸オフィスを建てる際には、膨大なコストが生じます。

その点、レンタルオフィスであれば一等地でも低価格での利用が可能です。Webサイトなどに一等地の住所を掲載することで、クライアントから高い信頼を得やすくなるでしょう。ただし、一等地のレンタルオフィスは賃貸オフィスよりは安価なものの、他の地域のレンタルオフィスよりは高額なため、その点は注意が必要です。

 

住所利用や法人登記ができる

多くのレンタルオフィスでは、住所利用・法人登記ができます。そのため、Webサイトや名刺に住所を記載することや、郵送物の送付・受け取りをすることが可能です。

また、法人登記をすることで、以下のメリットを得られます。

  • 顧客からの信頼を獲得できる
  • 節税対策ができる
  • 融資・資金調達がしやすくなる
  • 自由に決算月の設定ができる
  • 相続税がかからない

一方で、各種保険の加入が必要となる点や、事務負担が増える点、税務関連の申告が複雑になる点は、法人登記のデメリットです。法人登記をする際には、メリットとデメリットを理解しておきましょう。

 

事業の規模に合わせて部屋の大きさを変えられる

事業の規模に応じて部屋の大きさを変えられる点も、レンタルオフィスを使うメリットのひとつです。賃貸ビジネスを使う場合は、事業の規模に関係なく部屋の大きさは一定です。また、オフィスを移転する際には、膨大な費用と手間がかかります。

レンタルオフィスであれば、事業が順調に進んでいる際には大きなスペースを借りて人員を増やしたり、うまくいっていない時にはスペースを小さくすることができます。事業規模に合ったスペースを借りられる点も、レンタルオフィスのメリットだと言えるでしょう。

 

レンタルオフィスを利用するデメリット

レンタルオフィスにはさまざまなメリットがありますが、3つのデメリットも存在します。具体的には、以下のとおりです。

  • 利用できる時間が限られている
  • 内装を自由に変えられない
  • 結局あまり使わないケースもある

デメリットについてもあらかじめ理解しておくことで、安心してレンタルオフィスを利用できるでしょう。

 

利用できる時間が限られている

レンタルオフィスのなかには24時間利用できるところもありますが、なかには営業時間が定められているところもあります。24時間体制で仕事に取り組みたい人は、24時間営業しているレンタルオフィスを探しましょう。

レンタルオフィスの営業時間は、公式サイトや電話でのお問い合わせで確認できます。

 

内装を自由に変えられない

基本的に、レンタルオフィスでは内装を自由に変えられません。改装が可能なレンタルオフィスもありますが、改装できないところのほうが多いでしょう。

そのため、自分好みに内装を変えたい人にとって、改装できない点はレンタルオフィスのデメリットだと言えるでしょう。

 

結局あまり使わないケースもある

レンタルオフィスを契約したものの、結局あまり使わないまま時間が経過し、無駄に費用がかかってしまうケースもあります。自宅から通いにくい立地にあるレンタルオフィスや、備品の使いにくいレンタルオフィス、集中しにくい環境のレンタルオフィスは選ばないようにしましょう。

自分のニーズに合ったレンタルオフィスを選べれば、使わなくなる可能性を下げられます。

 

レンタルオフィスの利用がおすすめな人の特徴

レンタルオフィスを使うのがおすすめな人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

  • スタートアップ企業や個人事業主
  • 許認可を取得しなければいけない人
  • オフラインでの商談や面談が多い職種の人

上記に当てはまる人は、ぜひレンタルオフィスの利用を前向きに検討してみてください。

 

スタートアップ企業や個人事業主

初期費用を抑えられるレンタルオフィスは、これから事業に取り組むスタートアップ企業や個人事業主にうってつけです。賃貸契約をする場合は敷金や礼金がかかりますが、レンタルオフィスならコストを大幅に削減できます。

一時的にレンタルオフィスを利用して、事業が軌道に乗って資金が用意できたら賃貸オフィスへ移転する、といったことも可能です。

 

許認可を取得しなければいけない人

先述したとおり、税理士・宅建業・人材紹介業などの職種は許認可証の取得が必要で、条件として「他者が入れない専用スペースがあること」が定められています。そのため、基本的にはコワーキングスペースやバーチャルオフィスでは許認可証を得られません。

レンタルオフィスなら個室を借りられることも多いため、スムーズに許認可証を取得できるでしょう。

 

オフラインでの商談や面談が多い職種の人

商談・面談・面接などをオフラインで頻繁に行っている人にも、レンタルオフィスの利用がおすすめです。充実した設備があって綺麗に保たれているレンタルオフィスであれば、顧客に安心感を与えられます。

また、なかには有人の受付サービスを提供しているレンタルオフィスもあるため、急な来客時にも対応できるでしょう。

 

レンタルオフィスを選ぶ際のポイント

数あるレンタルオフィスから自分に合うところを選ぶためには、以下の5つのポイントを抑える必要があります。

  • 個室・半個室・共有スペースのうち適切なレンタルオフィスを選ぶ
  • サービスが充実しているレンタルオフィスを選ぶ
  • セキュリティ対策が手厚いレンタルオフィスを選ぶ
  • コストパフォーマンスが高いレンタルオフィスを選ぶ
  • アクセスが良く通いやすい立地のレンタルオフィスを選ぶ

上記のポイントを踏まえてレンタルオフィスを選べば、効率的にビジネスや事業を発展しやすくなるしょう。

 

個室・半個室・共有スペースのうち適切なレンタルオフィスを選ぶ

基本的に、レンタルオフィスでは個室・半個室・共有スペースのなかから利用するスペースを自由に選べます。共有スペースよりも、個室や半個室の方が費用が安い傾向にあります。

そのため、少しでもコストを抑えたい人には共有スペースの利用がおすすめです。一方で、商談内容をほかの利用者に聞かれたら困る人や、税理士・宅建業・人材紹介業などの職種の人は、個室や半個室を選ぶと良いでしょう。

 

サービスが充実しているレンタルオフィスを選ぶ

レンタルオフィスによって、提供しているサービスはさまざまです。基本的に、どこのレンタルオフィスでもデスク・椅子・Wi-Fiなどは完備されていますが、そのほかにも以下のようなサービスを受けられる場合もあります。

  • フリードリンク
  • 部屋の清掃
  • セミナーへの無料参加
  • 受付対応
  • 法人登記
  • 電話設置
  • キャビネット
  • ロッカー
  • ポスト

ただし、サービスが充実しているレンタルオフィスはその分高価な可能性も高いため、費用とサービスのバランスを考えて選びましょう。

 

セキュリティ対策が手厚いレンタルオフィスを選ぶ

レンタルオフィスは、複数人が共同で使うスペースです。防音かつ鍵付きの個室を使う場合はセキュリティ面において比較的安心できますが、半個室や共有スペースではセキュリティ対策が万全でないところもあります。

自社や顧客の大切な情報を漏洩させないためにも、ロッカーの完備やICカードでの入退室など、セキュリティ対策を手厚く行っているレンタルオフィスを選びましょう。

 

コストパフォーマンスが高いレンタルオフィスを選ぶ

コストパフォーマンスの高さも、レンタルオフィスを選ぶうえで重要な観点です。

費用の安さだけを優先して選んでしまうと、最低限のサービスしか受けられない・集中できる環境が整っていない、といった状態になる可能性があります。逆に、サービスや設備だけを見てレンタルオフィスを選んでしまうと、費用が高すぎて数か月で解約することになりかねません。

レンタルオフィスの契約にかけられる予算を明確にしたうえで、コストパフォーマンスの高いレンタルオフィスを契約しましょう。

 

アクセスが良く通いやすい立地のレンタルオフィスを選ぶ

日常的にレンタルオフィスを使いたい人にとって、自宅やクライアント先からのアクセスも重要です。どんなに素晴らしいサービスの揃ったレンタルオフィスでも、移動に長い時間がかかるようでは、毎日通うのは難しいでしょう。

自宅から徒歩圏内で通えるレンタルオフィスや、駅近のレンタルオフィスを選びましょう。なお、弊社が運営している熊谷オフィスは、熊谷駅から徒歩3分とアクセスが抜群です。

 

埼玉県でレンタルオフィスを使いたい人には熊谷オフィスがおすすめ!

埼玉県のレンタルオフィスを探している人におすすめなのが、弊社が運営している熊谷オフィスです。ここでは、熊谷オフィスのおすすめポイントを3つ紹介します。

  • 都内のレンタルオフィスに比べて利用料金が安い
  • 入退室にICカードを使うためセキュリティ面も安心
  • ホームページ作成やセミナーなどのサービスを受けられる

営業時間内であればいつでも無料で内覧できるため、ぜひ1度足を運んでみてください。

 

都内のレンタルオフィスに比べて利用料金が安い

熊谷オフィスは埼玉県にあるレンタルオフィスなので、都内に比べて低価格で利用できます。コストを抑えたいスタートアップ企業や個人事業主にぴったりでしょう。熊谷オフィスのレンタルオフィス利用料金は、以下のとおりです。

  • 指定席:31,900円(指定の席を利用できる)
  • 自由席:19,800円(共有されている自由席のみ利用可能)
  • 3人部屋:53,900円
  • 4人部屋:64,900円

自由席以外のプランでは、以下のサービスを利用できます。自由席であっても、会議室を有料で使うことは可能です。

  • 法人登記
  • 電話設置
  • キャビネット
  • ロッカー
  • ポスト
  • 会議室

 

入退室にICカードを使うためセキュリティ面も安心

自社で賃貸オフィスを契約して使用する場合に比べ、レンタルオフィスはセキュリティ面でのリスクが高いです。ただし、熊谷オフィスでは入退室時にICカードを利用するため、部外者は施設内に入れません。

そのため、盗難などに遭うリスクを抑えて安心して利用できるでしょう。

 

ホームページ作成やセミナーなどのサービスを受けられる

熊谷オフィスで契約を結ぶと、さまざまなサービスを受けられます。具体的には、以下のとおりです。

  • レンタル会議室の利用:自由席プランを選んだ人は1時間1,650円、自由席以外を選択した人は無料で使える
  • ホームページ作成:月額3,500円からホームページ作成を依頼できる
  • スクール・セミナー・講座:経営者からリアルな話を聞ける

低価格でありながら、上記のサービスを受けられる点は、熊谷オフィスの最大のメリットだと言えます。

また、弊社では群馬県高崎市で『Office TAKASAKI BASE』というレンタルオフィスも運営しています。群馬県に住んでいる人は、ぜひ利用を検討してみてください。

 

【まとめ】レンタルオフィスについて正しく理解したうえで使ってみよう!

レンタルオフィスは、法人登記や住所登録ができる仕事スペースです。共有スペース・個室・半個室を利用できるケースが多いです。

利用できる時間が限られている・内装を自由に変えられない、といったデメリットがあるものの、初期費用を抑えられる点や事業の規模に合わせて部屋の大きさを変えられる点が魅力です。

ぜひ、本記事を参考にしてレンタルオフィスの利用を検討してみてください。